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番組HPより)
四国の南西部、太平洋に浮かぶ高知県の鵜来島。島を取り囲む海は黒潮の影響でサンゴの群生が広がるとともに、瀬戸内海からも潮が流れ込み、生きものの楽園になっている。
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初夏、高知県の鵜来島(うぐるしま)に息づく生きものたちを見つめた回です。
鵜来島は、19人が暮らす小さな島で、海底にたい積した地層が隆起してできた島だということです。周囲の海は、黒潮の影響を受けて約120種ものサンゴの群生が広がり、その周りを泳ぐたくさんの色とりどりの魚が見られて、カラフルで海の楽園のようでした。
島は渡り鳥の中継地にもなっているそうで、サメビタキなど東南アジアなどからやって来た渡り鳥も見られました。森の中ではイノシシの姿もあり、本土から泳いで渡って来たと考えられるということです。
海の深い場所では、30センチほどのタツノオトシゴの仲間オオウミウマが見られて、潮に流されないようにトゲトサカというサンゴに尻尾を巻き付けながら、ゆらゆらと漂っていて可愛らしかったです。
黒潮のくわえて瀬戸内海からの潮も流れ、2つの潮がぶつかる境目ではプランクトンが発生し、大小多くの魚が集まってくるそうで、多様な環境が多くの生きものたちを支えている豊かな島でした。