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番組HPより)
地球で罪を犯した男が送られたのは、流刑の地とされた赤い星。手元には、銀色の玉がひとつだけ…。
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2032年、裁判で処刑の判決を受け、流刑の地である赤い星に送られた男のお話です。
乾いた砂漠が広がる何もないその星で、男には銀色の玉が一つ与えられていました。この銀色の玉は、人工サボテンと呼ばれる装置で、ボタンを押すと中から水が入ったコップが出てくるのですが、ある回数を押すと内部の小型爆弾が爆発するというものでした。
爆発までの回数は決して知らされず、いつ起こる分からない爆発におびえながらボタンを押し、出てきた水で渇きをいやす日々を送る男の苦悩を映していました。
そして終盤、男はボタンを押す行為はあることと同じだと気づくのですが、その男の気づきに、人間の悲しい性(さが)を感じました。