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番組HPより)
最終回は、オリンピックのメインスタジアム・国立競技場建設の知られざる物語。36か月という早さで完成した工事の全貌を、1000時間を超える記録映像から明らかにする。
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国立競技場建設の3年に渡る記録から、建設工事の舞台裏に迫った回です。当初の計画案が白紙撤回になり、36か月という短い工期での建設に挑んだ人々の記録でした。
新しい計画では、周辺の神宮の森との調和を目指して、屋根の高さが47mに抑えられている特徴があり、この規模では異例の低さということです。
短い工期に加えて難工事の箇所もあり、建設会社の人たちのプレッシャーは相当なものだったようでした。中でも大屋根の建設は、工事の最難関で、数ミリ単位の精度が要求されましたが、工事を進めれば進めるほど誤差が生じる事態になり、大きな試練でした。しかし、改善策に改善策を重ね、最後にピタリと屋根がつなげることができ、主担当者がほっとした表情をされてよかったです。
さまざまな試練に見舞われながらも、技術者として誇りを持ってスタジアム建設に挑んだ人たちの思いに触れました。