(番組HPより抜粋)
北米大陸ソノラ砂漠。巨大なサボテンをよりどころにさまざまな野鳥が躍動する。
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アメリカ南部に広がるソノラ砂漠で、巨大サボテンをめぐる鳥たちの営みを見つめた15分番組です。
ソノラ砂漠には、猛烈な暑さの乾燥した大地に、巨大なサボテンがそこかしこに立っていました。
この巨大サボテンにはたくさんの穴があいていたのですが、これはキツツキの仲間が巣穴として木の代わりにサボテンにあけたもの。
キツツキが使わなくなった穴は、他の鳥が使うようになり、約20種類の鳥たちがサボテンを巣穴として利用しているということです。
外の気温は日中40度を超えますが、サボテンの巣穴の中は適度な温度に保たれていて、鳥を厳しい暑さから守ってくれていました。
サボテンに花が咲くと、蜜を吸いに来た鳥たちに花粉が付着して、花粉が運ばれ受粉の手助けに。
その後、サボテンが実をつけると、実を食べた鳥たちによって種が一帯に運ばれていくということです。
暑さと乾きの厳しい過酷な環境で、サボテンと鳥たちが互いに支え合って命をつないでいて素晴らしく思いました。