(
番組HPより)
カメムシの多彩な姿や生態が注目の的だ。実はカメムシは世界に4万種、昆虫界五大派閥の一角を担うほど大繁栄。多くの種が絶妙な技を使って生き抜いてきた。気鋭の研究者と共に驚きのカメムシの秘密に迫る!
---
カメムシの生態や知られざる暮らしに迫った回です。
じつはカメムシは世界に4万種、日本でも約1500種もいる昆虫界の一大勢力だということです。種類が多いのは、さまざまな環境への適応に長けているからで、いろいろな模様や形をしたカメムシがいるほか、カマキリのような姿をしたものや、水面を泳ぐものもいました。食の生態も、肉食から植物食、キノコを食べるものもいて、あらゆる環境に適応して、じつに多種多様でした。
九州に生息するベニツチカメムシは、虫では珍しい子育てをするカメムシでした。6月、お母さんは、「ボロボロノキ」という木の実を、地中の巣にいる子どもたちに運んで懸命に子育てをしていました。
ベニツチカメムシは、ボロボロノキの実しか食べないため、子育てができるのはこの時期だけだということです。そして懸命に子育てをするのは、子どもが卵からかえった段階でお母さんの寿命は10日ほどしか残されていないためで、夜も休まず木の実を運び続け、限られた命の全てをかけて子育てする姿に感銘を受けました。