NHKノーナレ「THE LAST MILE ルボ・ジャン 最後の歩み」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
東京・山谷地区で40年近く、路上生活者の支援を続けてきたカナダ出身の宣教師ルボ・ジャン(77)。コロナ禍1年半の記録。
ジャンさんは、支援活動を行うNPO法人「山友会」の代表。コロナ禍は、同じ釜の飯を食べる場を、ジャンさんたちから奪った。思うような活動ができない中、どうやって絆をつなぎ続けるのか。

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東京・山谷地区で、路上生活者や生活困窮者の支援を続けているルボ・ジャンさん(77)のコロナ禍1年半を記録したドキュメントです。

ただ食べ物を配ったり、住居を与えたりして一方的に助けるのではなく、家族のように集まれる場で、同じ釜の飯を食べて、みんなで一緒に生きていくという考えで活動をされていました。場面場面でも、本当の家族や兄弟のように思って接していたのが印象的でした。

しかしコロナ禍で、みんなで食事をしていた食堂を休止せざるを得なくなるなど、集まることが難しい状況になり、思うように活動ができない中、悩みながら支援を続けるジャンさんや相談員たちの日々を映していました。

ジャンさん自身、足を引きずって歩いて体力的に満身創痍でしたが、この「みんなで居られる場」をいつまで続けられるか分からないと言いながらも、少しでも長くできたらいいなと言って歩み続けようとされていて、思いの深さを感じました。
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