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番組HPより)
コロナ禍だからこそ花束を贈りたい。注文相次ぐ、オーダーメードの花屋さん。将来に不安抱える大学生が母親に…。コロナで離ればなれになった夫へ…。心と心をつなぐ物語
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東京・青山にあるオーダーメイドの花屋に、花束を注文した人たちを見つめたドキュメントです。
この店を営み世界的フラワーアーティストでもある東信さんが、花を贈る相手がどんな人で何のために贈るのかなどを贈り主に細かく聴き取り、贈り主の相手を思う気持ちを花束で表現されていて、彩り豊かな上に細やかな配慮がなされた素敵な花束でした。
注文してくる贈り主にはそれぞれ物語があり、特にコロナ禍のこの時期、コロナで1年近く会えない高齢の母親に花を贈りたいという男性など、贈り主が花束に込めた特別な思いに触れました。
最後のエピソードで東さんが手がけたボトルフラワーは、大ぶりのガラス瓶に20種もの様々な花を詰め込み、水で満たした東さんオリジナルのもので、色とりどりの花で色彩にあふれていて特にきれいでした。ボトルの中で花が朽ちていく姿に命や人生の移ろいを感じてもらいたいと東さんが込めたもので、それが注文主である福岡県のいちご農家の女性の思いに重なって印象深かったです。