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番組HPより)
東京の下町、倒産寸前のせんべい工場を再建した若き兄弟の物語。
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再放送を視聴。
東京の下町にあるせんべい工場を再建した兄弟の物語をドラマ仕立てで紹介した回です。
祖父の代から続くせんべい工場でしたが、先代の父が46歳の若さで亡くなり、のちに息子の兄弟が跡を継いで、長引く経済低迷で倒産寸前になった工場の再建に挑もうとします。弟がせんべい作りを担当し、兄は経営面から工場を立て直そうとしました。
ここの自慢は、祖父の代から50年以上継ぎ足してきた醤油ダレを使った醤油せんべいでした。しかし、せんべいの定番という古臭いイメージが強くて売れなくなっていたため、兄弟が打ち出したのは、自慢の醤油せんべいを封印して新しい味で勝負するという大胆な策でした。
「10人全員に買ってもらうより、10人中1人に10回買ってもらう」という方向を目指したそうです。
新しい味のせんべいは徐々に売れ始め、大手企業のバイヤーに見つかったことをきっかけに一気に販路が広がり、倒産の危機を免れたということです。
ただ、兄弟には、やはり醤油せんべいがうちの一番の味という思いがあり、今の客の心をつかむ新たな醤油せんべいの開発に挑みました。
その醤油せんべいは、なかなか売れなかったものの、3年かけて粘り強く販売し、少しずつ評判を呼んで今や一番の売り上げになったそうです。
自分たちの味を大切にし、その味を信じて地道に続けた兄弟の感動的な物語でした。