(番組HPより)
テントを背負って、小さな冒険に。今回は、北海道阿寒の森へ、キノコを見に行く。不思議なキノコの世界へご案内します。
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キノコ写真家の新井文彦さんが、北海道・阿寒の森で、キャンプをしながらキノコを探した回です。
阿寒には原始の姿を感じさせる豊かな森が広がり、火山が育んだ森はキノコの楽園だそうです。この森に新井さんは16年間通い続けているそうです。
今回、色も形もさまざま、美しいものや可愛いものなど、いろいろなキノコを見つけることができ、足元に広がる奥深いキノコの世界に触れました。
今回、新井さんが探したお目当てのキノコは、一つはベニテングダケで、ヨーロッパでは「幸せを呼ぶキノコ」と言われる赤く美しいキノコでした。このベニテングダケは、地中でキノコの菌糸と樹木の根がつながり、キノコと樹木で必要な栄養を与えあう「菌根菌」という種類でもあり、樹木と共に生きる共生関係にあるということです。
もう一つ、新井さんが大好きなキノコだというコウバイタケは、見頃は3日ほど、小さくて透明感のあるピンク色をした可愛らしいキノコでした。森を歩き回って出会ったコウバイタケが、暗がりにポツンと立っていて、はななげで神秘的でした。