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番組HPより)
動物はなぜ眠るのか?さまざまな眠りの分析を通して、睡眠が動物に欠かせない理由に迫る。
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動物と睡眠にどんな関係があるのか迫った回です。
動物はみんな眠り、眠り方はそれぞれ違っても眠らない動物はいないそうです。しかし、睡眠がどういう意味を持つのかはまだほとんど解明されておらず、世界中の科学者が研究を進めているということです。
番組では、ゾウ、鳥、昆虫など、さまざまな動物の睡眠のスタイルを紹介しながら、睡眠が必要な理由に迫りました。
人間に近い霊長類のオラウータンは、毎晩木の上に新しい寝床を作って眠るそうですが、睡眠リズムは人間とよく似ているということです。
昆虫のミツバチは、働きバチが9~10時間とたくさん眠るそうです。寝不足のハチは、仲間に情報を伝達する力が劣ることが実験で分かりました。
一方、最大の陸上動物ゾウは、ほとんど眠らず、調査では、眠ったとしても2時間ほどで、体を横たえて眠るレム睡眠は9日に1回しかないことが分かったということで、意外でした。
また、空の生き物であるカナダガンは、片目だけ閉じて脳の半分が眠り、もう半分の脳は起きている「半球睡眠」という眠り方ができるそうです。これは、鳥が眠っている間も常に捕食者を警戒する必要があるためということです。
さらにカナダガンは、水に浮かんで泳いでいるとき、実験で、眠りながら水を足でかいていることが分かり、そのとき半球睡眠ではなく、脳の両方が眠っている状態だそうで、驚きでした。この結果から、ガンは渡りの間、脳の両方が眠っていても、翼を羽ばたかせながら空を飛んでいるという驚きの仮説が考えられるということです。
睡眠はまだ多くの謎に包まれていますが、認知能力や記憶力などに影響することが分かってきていて、時間を消費し、危険になりかねなくても生きていくために欠かせない重要なもので、とても奥深いものだと思いました。