​NHKスペシャル「東京ブラックホールⅡ 破壊と創造の1964年」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
東京ブラックホールの第2弾。山田孝之さん演じる現代の若者が、今度は1964年、前回の東京オリンピックの年にタイムスリップ、破壊と創造の時代を追体験する。

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現代の若者が東京オリンピックの1964年にタイムスリップし、その時代を追体験するドラマ形式の番組です。当時の古い映像の中に現代の若者の映像を加えたドラマで、本当に入り込んでいるようでした。

最も夢と希望があふれていたと語られる時代の、影の部分を見つめたものでした。

オリンピックへ向けて建設などの産業振興が優先された時代で、生活環境の整備は後回しで、公害問題が深刻化するなど、さまざまな社会問題が起こっていました。

地方からの若者の集団就職や出稼ぎで東京への一極集中が加速した時代でもあり、まさに人やお金を飲み込んでいくブラックホールのようだと思いました。

番組の中で作家の遠藤周作が書いた文の朗読があり、オリンピックが終わった後の虚無感を表したもので印象的でした。
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