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番組HPより)
連戦連敗の戦国武将、小田氏治。本拠の小田城を敵に何度奪われても、そのたびに奪い返した不屈の男。戦国“最弱”とも呼ばれる大名は、いかにして乱世を生き抜いたのか?
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常陸国(現在の茨城県)の戦国大名、小田氏治の半生をたどった回です。
祖先が「鎌倉殿の13人」の1人、八田知家で、小田氏治は鎌倉時代以来350年続く名門・小田家の15代当主だそうです。そうした血筋から、関東武者の「一所懸命」の精神を受け継ぎ、先祖伝来の地を守ることを使命とした武将だったということです。
特に、拠点である「小田城」を守り続けることを使命としていたそうで、戦いに敗れて小田城を奪われても、再び戦って奪い返し、何度敗れて城を奪われても、復活して奪い返した不屈の武将だったそうです。
氏治は生涯で20回近く戦に負けて、戦国最弱とも言われるそうですが、専門家の話では、小田氏の領地はとにかく良い場所で、場所が良すぎて他の名だたる武将たちから狙われ、戦を望んでいなくても巻き込まれてしまった境遇で、ある意味、運が悪かったということでした。
有能な家臣たちに支えられながら、何度負けても這い上がってきて城を奪い返した半生でした。
最後の小田城の奪還作戦では、戦いに敗れて失敗に終わったそうですが、結果的には、氏治は生き残り、小田家の家系も存続され、領民たちからは後世まで慕われ続けたそうで、そういう意味では勝者であったのではないかということです。戦いに勝った負けたがすべてではない、こういう生き残り方もあるということを教えてくれる氏治のサバイバル人生でした。