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番組HPより)
生物学者の福岡伸一さん。大学の研究室本棚には、小説や図鑑、研究資料が所狭しと並びなぜか昆虫標本や虫取り網も。「カオス」な本棚から浮かび上がる福岡流の読書術とは?
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生物学者の福岡伸一さんが、自身の本棚や転機になった本を紹介した回です。
幼い頃から昆虫好きで、読書の原点は昆虫図鑑だったそうです。
教鞭をとる青山学院大学の研究室の本棚には、さまざまなジャンルの本がぎっしりで、あちこちに本が積んであって、整理が追いついておらず、「カオス」な状態と言っていました。
そんな混沌とした本棚の中でも、よく手にとる本は、この辺りという棚があって、そこから勇気づけられる本など幾つかを紹介してくれました。
読書の読み方では、かつて自分が読んですばらしいと思った本を、再読するほうが、より豊かな読書になることに気がついたということです。
今の社会はすごく「ファスト」が求められていて、ファストムービーのようにとにかくあらすじを早く知りたい、という風潮があり、それに福岡さんは反対だそうです。
本の面白さというのは、その一つ一つのプロセスが大事で、やっぱり読書はゆっくり読まなきゃいけないし、じっくり味わうべきものだと思う、と話されて、じっくり読むことの大切さを強く感じました。