NHK歴史探偵「謎の将軍 徳川慶喜」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
最後の将軍、徳川慶喜。慶喜が関わった重大事件が大政奉還と鳥羽伏見の戦いだ。最新のAIを駆使し、謎多き慶喜の内面を徹底解析。幕末の2大事件の真相を解き明かす。

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幕末の2大事件の真相を解き明かし、徳川慶喜の心の内に迫った回です。

渋沢栄一がのちに慶喜から聴き取りをして記録した回顧録や、AI解析などをもとに慶喜の内面を探り、2大事件の知らなかった事実を知ることができて面白かったです。

事件の一つ、大政奉還では、一同合意のもとで政権返上をしたと慶喜が語っていますが、実はそれは本音で話していないということです。
大政奉還を成しとげた舞台裏には、それを成功させるために慶喜の用意周到な戦略があったそうで、したたかだと思いました。

一方、もう一つの鳥羽伏見の戦いでは、敵の3倍の兵力があり十分勝つ可能性があったにもかかわらず、3つの誤算があったがために、結果、慶喜は戦う兵士を見捨てて大阪城を脱出して江戸に戻り、徳川の大敗で幕を閉じたということです。

最後に専門家の方が、慶喜は独断専行型、孤高の人で、全部自分で決めてしまうところがあったと話していましたが、それが2つの事件で明暗となっているのは印象的だと思いました。
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