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番組HPより)
あの家康が政治の手本にしたという戦国大名の北条氏。
新参者としてやって来た関東で五代百年にわたる繁栄を誇り、唯一無二の王国を作りあげた。その驚きの力の秘密とは。
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戦国大名・北条氏が、5代100年間にわたって関東の覇者として繁栄した秘密に迫った回です。
まず、戦国時代の北条氏は、鎌倉時代の北条氏とは違った一族だということです。
戦国時代の北条氏は、最初、他の地域から伊豆にやって来た一族で、
じつは初代の姓は「伊勢」だったということです。
そんなよそ者だった一族が、敵だらけの関東で成り上がることができた理由の一つに、2代氏綱のとき、源頼朝ゆかりで関東の武士たちの厚い信仰を受けていた鶴岡八幡宮を再建したことで、以来、関東の人々から信頼を得ていったそうです。
そして、2代氏綱のときに姓を変えて、かつて鎌倉幕府の権力者だった「北条」を名乗ったということです。
北条氏の一番の強さは、難攻不落の小田原城で、100年間一度も攻め落とされることはなかったそうです。
城を調査すると、かつて城の三方が巨大な池に囲まれていたり、山の尾根を利用するなどして城下町ごと全長9キロの長大な堀で囲む総構え(そうがまえ)にするなど、土地の特性を巧みに活かして城づくりをしていることが見えてきて、鉄壁な理由が分かりました。
当主自身も城マニアで 現場監督のように細かく指示を出していたそうです。
北条氏は、領民第一主義とも言える良い政治をしていて、領民の協力もあったそうで、そうした領民からの信頼もあって、長く安定して栄えたのだろうと思われました。