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番組HPより)
長野と群馬の県境にそびえる活火山、浅間山。標高2000メートル付近の古い火口跡には背の低い草木が繁茂する草原が広がる。荒々しくも豊かな秋の浅間山で命の営みを追う。
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秋、浅間山に息づく生きものたちを見つめた回です。
長野と群馬の県境にそびえ、太古から噴火を繰り返してきた活火山で、噴火の痕跡が残る荒々しい山容が、林や低木、草地で覆われ、独特の風景が広がっていました。秋、カラマツの林など草木が色づき、一面こがね色の風景できれいでした。
ここに暮らしているのが国の特別天然記念物のニホンカモシカで、ある時、1頭が切り立った高い崖の上に現れて、神々しい姿でした。
ここに暮らすニホンカモシカの生息密度は、全国平均の約10倍だそうです。また、ふつうニホンカモシカは単独で暮らしますが、ここでは血縁の近いメスたちがグループで群れを作り、全国的にも珍しいそうです。
オスとメスはふだんは別々に暮らすそうですが、秋は恋の季節で、オスがメスに求愛する様子が見られ、ペアになるものもいて微笑ましかったです。