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番組HPより)
奈良を舞台に、小さな命の営みを見つめた映像詩が多くの人の心を揺さぶっている。撮影したのは、映像作家の保山耕一さん、55歳。
テレビカメラマンとして様々な番組の制作に携わっていたが、がんを患ったのをきっかけに仕事を失った。その絶望の中で見えてきたのは、日常の風景に宿る美しさだった。
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再放送を視聴。
病と闘いながら自然の風景にカメラを向ける奈良の映像作家、保山耕一さんの日々を追った回です。
季節が季節どおりにやってくるという元気な時には当たり前だったことが、生きるか死ぬかということを経験し、その当たり前のことがありがたいと感じるようになり、それまで見落としていた自然の美しさに惹かれるようになったそうです。
保山さんの映像作品は、花びらが風に舞う桜や、盛りを過ぎ散った後の梅など、日常の風景の中に自然の移ろいを感じる静ひつで美しい映像でした。
歩いたり立ち上がったりするのもしんどそうにしながら、こんな自分だから見えるものがあるのではと、ひたむきに自然と向き合う姿が印象的でした。