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番組HPより)
陸を走るタコがいる!舞台は世界遺産・小笠原。海から岩場に上がると、走り回って獲物を探し、研究者も仰天の狩りを連発!タコがなぜ陸上で?常識破りのタコを大スクープ!
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小笠原諸島で目撃された陸で狩りをするタコの生態に迫った回です。
アナダコというタコで、磯の岩場で見られました。
ごつごつとした岩場には、くぼみがあちこちにあって、そのくぼみに海水が入り込んだ潮だまりに潜んで、大好物のカニなどを狩って暮らしていました。
潮だまりの水面から目だけを出して獲物を探したり、体の色を変えて岩と同じ色に同化したり、いろいろな能力を持っているのも特徴的でした。
基本的な狩りは、潮だまりでじっと待ち伏せして近づいてきた獲物を狩る方法でしたが、さらに、潮だまりから出て岩場を8本の腕で歩き、ジャンプしてカニに襲いかかるという奇想天外な行動が見られました。
これほど頻繁に陸に上がるタコは、世界的に珍しいということです。
なぜ陸で狩りをするのか?
海の中にはキヌベラなど肉食魚がいて、アナダコにとって陸のほうが安全だからということです。陸に上がるという常識破りの生存戦略で、たくましく生きるタコでした。