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番組HPより)
きちんと管理・修繕されていれば、中古でも需要の高いマンション。しかし築40年を超えた物件の中には、そもそも管理組合や修繕積立金がなく、危険な老朽化状態に手つかずというケースがある。建物と住民、“2つの老い”の問題に向き合い始めた自治体などの最新の取り組みを取材。
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増え続ける老朽マンションの問題を見つめた回です。
マンションについて、“2つの老い”が問題になってきているということです。
一つは、建物の老朽化で、築40年以上がたち、管理や修繕が不十分な建物が増えていること。もう一つは、住民の高齢化で、年金だけでは修繕の費用を出すことが困難だったり、認知症・孤独死などの問題が出てきているということです。
2つの老いは、そのままにしておくと、さらに問題が深刻化し、費用も増えてしまうということで、問題に向き合おうとしている人々の取り組みが幾つか紹介されました。
京都市役所では、管理不全の恐れがあるマンションを見つけ出し、建築の専門家が飛び込みで訪問する「おせっかい支援」という取り組みを13年前から行っているということでした。
また、札幌のあるマンションでは、75歳以上の住人が、インターホンで管理人へ毎朝コールをするルールを決めて、独自に取り組まれていました。
こうした事例のように、問題が深刻化する前の大丈夫な状態のうちに、できることを進めていくことが大事だと感じました。