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番組HPより)
中国地方最大の都市・広島を貫く太田川。下流では幾筋にも分かれて瀬戸内海に注ぐ。海水が流れ込む下流域には、干潮時、川岸のあちらこちらに小さな干潟が現われる。そこは生きものたちの貴重な楽園。春から夏、広島を流れる太田川で生きものたちの知られざる姿を見つめる。
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春から夏、広島県の太田川下流域に息づく生きものたちを見つめた回です。
下流域では、干潮時、小さな干潟があちらこちらに現れ、干潟では25種類ものカニが見られ、カニたちの楽園だそうです。
絶滅が心配されるハクセンシオマネキというカニも生息し、繁殖期の夏、オスが片方だけ発達した大きく白いハサミを懸命に振って、メスにアピールする姿が見られました。
夜の水辺には、アカテガニという真っ赤なカニの姿がありました。
お腹に卵を抱えたメスは、夏の大潮の夜だけ水辺に集まって来るそうで、メスが川に下りて、水の中に子どもたちをいっせいに放つ様子が見られて神秘的でした。