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番組HPより)
北海道・北見山地、ハイマツが覆うなだらかな山並みが続く。ここは起伏が少なく日あたりが良いため積雪もとけやすく、常に豊富な地下水が麓の川を潤す。秋、サケたちが勾配の小さい川を上ってくる。
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北海道・北見山地の川に集まる生きものたちを見つめた回です。
北見山地は、起伏の少ないなだらかな地形で、湧き水が流れ集まってできる川も勾配が小さく、繁殖のために海からサケが集まってくるそうです。
数多くのサケが、平坦で登りやすい川を上流へと上っていく様子が見られました。
しかし途中、落差5mの3段からなる大きな滝が立ちはだかり、滝の下にはおびただしい数のサケが溜まっていました。
サケたちは、何とか滝を越えようと果敢にジャンプ。激流の中を懸命に泳いで越えることができる者もいましたが、多くのサケたちは登り切れずに落ちてしまい、ここで行き止まりに。
滝の下では、サケがここで産卵をし、その卵をカワガラスが食べたり、ヒグマが浅瀬に集まったサケを狙ったり、繁殖を終えて力尽きたサケをオジロワシやキツネが食べに来たりする姿があり、サケたちがさまざまな動物たちの糧となる光景に、命のつながりを感じました。