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番組HPより)
今、リサイクルされずに放置されたプラスチックごみが、地球全体に拡散。小さく砕けたかけらが脅威となり始めている。
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第3回のテーマは、プラスチック汚染です。
今、プラスチックの使い捨てによる大量消費社会が限界を迎えているそうです。プラスチックごみがリサイクルされているのは全体のわずか9%で、80%は埋め立てで、それがどこまでも細かく砕け、海から大気まで地球のあらゆる場所に漂っているということです。
5ミリ以下に砕けたマイクロプラスチックは、鳥や魚が誤飲する例が後を絶たず、十分に成長できなくなって生態系が先細るリスクがあり、地球全体の生態系が縮小する懸念があるということで、この問題の深刻さをひしひしと感じました。
またマイクロプラスチックは、これまで人体に入っても排泄されるため問題ないとされてきましたが、添加剤などの化学物質を含むマイクロプラスチックは、プラスチックが有害な化学物質を運ぶ運び屋となって、人体にも影響を与えるリスクがあるということです。
さらに脅威なのが1ミリよりはるかに小さいナノプラスチックの存在で、血液の中にまで入りこんで人体に蓄積する可能性があることが最新の研究で分かってきて、それが血中に入ってどういう悪さをするかまだ分かっておらず、研究が進められているそうです。
このごみ問題を解決するためには、循環型の社会システムに根本から変えていく必要があるそうで、その実現のために1人1人の意識の変化が大事なことと思いました。