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番組HPより)
2000年の噴火で全住民が島を離れた「三宅島」。人々はなぜ噴火の島に戻り暮らし続けるのか。祖母の思いを継ぐ民宿、噴火を経験しながら帰島を決めた移住者を訪ねた。
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俳優の佐藤隆太さんが、三宅島を訪れ、島で暮らす人々に出会った旅です。
三宅島では2000年に大噴火があり、全島民が島を離れ、避難指示の解除は4年5か月に及んだということです。
佐藤さんは10年前、この三宅島大噴火をテーマにした映画で主演を務めたそうで、10年ぶりに訪れた今回、感慨深そうに島を巡っていました。
今回出会った島民の1人が、映画の物語のモデルとなった民宿の主人で、お互い再会してとても懐かしそうでした。主人の男性は、噴火に見舞われて島を離れることになりましたが、帰って来るのが当たり前と考え、ためらいなくまた島に戻って来て、先に民宿を経営していた亡き祖母の思いを引き継ごうとされていました。
もう1人は、避難解除後に帰島を決めた移住者の男性で、明日葉を育てる農家をされていました。避難した当時、多額の借金が残っていたそうですが、いろんな人の支えがあって島に戻ることを決意し、続けることができたということです。最後に、収穫した明日葉を天ぷらにして振る舞ってくれて美味しそうでした。
大噴火に見舞われながらも、島を愛しているからまた戻って来てそこで暮らし続ける人たちの姿がありました。