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番組HPより)
家康、家光、吉宗…260年の繁栄をもたらした将軍たち。その力の源は江戸だった!江戸城で繰り広げられた大名のバトルに目安箱の真の力。江戸の将軍たちの統治術に迫る。
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江戸幕府の徳川将軍たちの統治術に迫った回です。
初代の家康は、信頼できる家臣である譜代大名の大名屋敷を、江戸城の周りに配置して防御を固めました。さらにその周りに、関ヶ原の戦い後に従った外様大名の屋敷を配置して、人質を置く目的で江戸に住まわせ、江戸を中心とした政治体制が確立していったということです。
5代将軍の綱吉は、正月の挨拶などの儀式で、大名たちの官位(身分の差)に応じて座る畳の位置などを事細かく決めたということです。
身分の高い大名は将軍に近い位置に、身分の低い者は遠い位置に座らせて、将軍の権威を知らしめると共に、儀式を大名たちの服従を確認する場にしたということです。
8代将軍の吉宗は、庶民からの意見を聞く目安箱を設けますが、実は特別な仕組みがあったそうです。それは、当時、役人の不正やワイロが横行していて、庶民から不正に関する情報を集める目的があったそうです。目安箱を開けるカギは将軍が肌身離さず持ち、自ら開けたということで、役人の不正に対する危機感が感じられました。
それぞれの将軍たちが、その時その時の情勢に応じた統治をしたからこそ、江戸幕府が260年の長きにわたり続いたことを知りました。