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番組HPより)
絶滅が心配される特別天然記念物のライチョウ。半世紀も姿を消していた生息地、長野県の中央アルプスで繁殖を成功させようと専門家たちが大奮闘!前代未聞の大作戦に密着。
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ライチョウを長野県の中央アルプスに復活させる取り組みに密着した記録です。
ライチョウは、天敵の増加や地球温暖化の影響で数を減らし、また生息地も減っており、現在の数は1700羽ほどで、絶滅が心配されるということです。
中央アルプスでは、ライチョウの姿が見られなくなって半世紀になり、生息地を復活させるべく、専門家らが国と共に生息地復活のプロジェクトを始動しました。
プロジェクトは、2020年夏に他の生息地から19羽のライチョウを中央アルプスに運ぶことから始まりました。
現地で自然に繁殖させるのですが、生まれたヒナの生存率を高めるため、現地に「ライチョウハウス」という小さな小屋を作って、親鳥とヒナたちをハウスで一定期間保護し、ヒナがある程度成長したら再び野生へ放鳥するという計画でした。
専門家たちは、ライチョウの家族をハウスに誘導して、地道に保護を続けますが、すべてを順調に保護することは難しく、自然の厳しさを感じました。
2020年春の時点で40羽ほどの生存が確認できていて、着実に増えているそうです。目標は生息が安定する100羽だということで、引き続きの取り組みが期待されます。