(
番組HPより)
太陽がもたらす季節のリズムや雲が生み出す雨のリズム。あらゆる生き物が地球特有のリズムを熟知し、見事に適応して生き抜いている。その感動的な姿を、4年をかけて、圧倒的な映像美で捉えた。
---
地球のリズムに合わせて生きるさまざまな生き物たちを見つめた番組です。地球上の生き物たちが見せる営みが、美しい映像で綴られて壮大でした。
「太陽のリズム」「雨のリズム」「海のリズム」に適応した生き物たちというテーマで、そのリズムの変化に合わせて生き物たちの驚きの営みが紹介されました。
太陽のリズムでは、地球の地軸が23.4度傾いていることで、季節の変化が生まれ、生物の多様性を生み出しているということです。
タンザニア・ナトロン湖では、コフラミンゴの群れが、太陽のリズムである乾季のタイミングに合わせてやって来て、渇いた湖の大地に巣を作って子育てをする営みが見られました。そしてある時、生まれたヒナたちが、水場を目指して集団でいっせいに駆ける行動が見られるのですが、その様子を上空から眺めると、集団が絶えず形を変えながら揺らめくように移動して神秘的でした。
雨のリズムでは、南米アマゾンで洪水の際に奇想天外な方法で危機を乗り切るヒアリが、海のリズムでは、ガラパゴス諸島で海流によって育まれた海藻を食べるため海に潜るウミイグアナが印象的でした。
生き物たちは自然のリズムを熟知し、そのリズムに合わせ完璧なバランスを保ちながら生きていて、奇跡的なものに感じられました。
そのバランスが今、異常気象など地球温暖化の影響で崩れ始めているそうです。中には自然のリズムがちょっとずれただけで生きていけなくなる生き物もいて考えさせられました。