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番組HPより)
北海道・オホーツク地方を流れる湧別川。開発により全国的に減少している、小石だらけの河原が広がる。
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北海道東部を流れる湧別川の周辺に息づく生きものたちを見つめた回です。
れき河原と呼ばれる小石だらけの河原が特徴で、れき河原は開発で全国的に減少している中、ここでは30キロに渡り広がっているそうです。
北海道最大のカワウの営巣地ということで、河原そばのヤナギの木には、たくさんのカワウが巣を作って子育てをしていて、親鳥が得意の潜水で川に潜っては魚を捕まえ、忙しくヒナの元へ運ぶ様子が見られました。
れき河原では、コチドリが保護色になる河原の環境を巧みに利用して子育てをしていました。コチドリは親鳥がヒナに食べ物を与える習性がなく、親鳥としばらく過ごしながらも、ヒナは生まれたその時から地力で食べ物を探すということです。
ある日、キタキツネが現れて危険が迫ったとき、親鳥は翼をばたつかせて怪我をしたふりをし、自分に注意を向けさせることでヒナを守ろうとして、親鳥の強い愛情が感じられました。