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番組HPより)
北海道東部を流れる常呂川。源流部でもおだやかな流れの中には多くの水生昆虫の幼虫が巧みに身を隠しながら暮らす。小さな虫が多くの命を支える、常呂川ならではの自然を見つめる。
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初夏、北海道東部を流れる常呂川の源流に息づく生きものたちを見つめた回です。
全国屈指の降水量の少なさにも関わらず、近くの大雪山系に降った雪や雨が湧き水になって地面の至る所から湧きだしている特徴があり、最大の特徴は、源流部なのに流れがゆるやかなため、川底にびっしりと小石が敷き詰められているところだということです。
そうした小石に身を隠して多くの水生昆虫が暮らしていて、その小さな虫を狙って、ヤマメやイワツバメ、キタキツネ、コウモリなど様々な動物が見られ、コウモリは有数の生息地だそうで、独特の環境が多様な生きものを支える貴重な源流でした。