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番組HPより)
拡大が続く小笠原の火山島・西之島。2020年、過去最大級の噴火で島の様子は一変!生きものはどうなった?大噴火後初の生物調査に密着。
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噴火で環境が一変した西ノ島の今を伝えた回です。
2013年に突如噴火が始まり、みるみる大きくなった西ノ島。
時間の経過とともに生態系が育まれていましたが、2020年に過去最大級の噴火が起きて、生態系がリセットされ、生きものが全くいない“はじまりの島”と言える状態になったということです。
このため、この先ここに生きものがどう広がっていくのか、生態系の変化を観察できる「進化の実験場」となり、研究者たちが注目しているということです。
2021年7月、調査隊が島に近づき、船からドローンを飛ばすなどして島の状況を観察しました。すると、セグロアジサシやオオアジサシ、カツオドリなどが集団で子育てをする様子が見られて、島全体が火山灰に覆われまだまだ環境は整ってはいないものの、早くも集団営巣地になっていて明るい兆しでした。
研究者が特に注目したのは、カクレイワガニという小さなカニの発見で、このカニがさまざまな有機物を分解することで、島の生態系を生み出す役に立っているかもしれないということで、今後の島の成長が期待される調査結果でした。