NHKブラタモリ「屋久島~「屋久杉」を知れば「屋久島」が分かる!?~」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
今回の舞台は屋久島。日本初の世界自然遺産・屋久島と屋久杉の切っても切れない関係とは?タモリさんがブラブラ歩いて解き明かす。

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鹿児島県の屋久島を訪れ、お題を解き明かした回です。
島を代表する木である「屋久杉」を知れば、屋久島のことが分かるということで、その関係を探りました。

屋久杉の生育に欠かせない条件の1つが、島の「高さ」だそうです。
じつは屋久島は、ほぼ花崗岩でできた島で、九州最高峰の宮之浦岳をはじめ、1000mを超える山が40もあるそうです。
高さがあることで、標高が上がるにつれ気温が下がるため、植生が多様になり、屋久杉は杉の木に適した気温の高さで生育できるということです。

もう一つの条件が、植物に欠かせない「豊富な水」で、屋久島は日本一雨が多い場所だそうです。
これも島の高さが関係していて、南からの湿った空気が高い山にぶつかって上昇し、冷やされて雲になって雨を降らすためで、屋久島は雲の一大生息地ということでした。

屋久島は花崗岩の岩山であるため栄養が十分と言えないのに、なぜ豊かな屋久杉の森になったのか?
この疑問に対して、苔が関係しているということでした。
屋久島は雨が多く、苔にとって最高の環境だそうです。苔は岩の上でも育つことができ、苔がついていることで水がいつも保たれるため、屋久杉が岩の上でも根が張れるということです。

屋久杉を知ることで、島の成り立ちや気候、暮らしまで知ることができて、お題の意味がよく分かりました。
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