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番組HPより)
協力して巨大な獲物さえ狩る類いまれな5頭の群れチーター。その結束に亀裂が入り群れのリーダーに壮絶な運命が襲いかかる。5年に及ぶ密着の中で目にした波乱万丈の物語!
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ケニアのマサイマラ国立保護区で、2016年から密着して観察が続けられている5頭のチーターの群れの現在までを追った回です。
ふつう単独で暮らすチーターが、このようにオスどうしで群れを作り、強力して獲物を狩って暮らすのは異例だということです。
群れのリーダー、オルパダンは、強いリーダーシップを発揮して群れをまとめていましたが、仲間が失敗したりするとすぐに暴力をふるう、心配な一面がありました。
2020年、その心配が顕在化し、オルパダンは威張り過ぎたことで群れの中で争いがあり、抗争に敗れて、群れの中の順位が最下位に。別のチーターが新しいリーダーになる大きな変化がありました。
この争いで大きな傷を負ったオルパダンは、以前の力強さは見る影もなく、その後、再び起こった抗争でも重傷を負い、群れから離れてたった1頭になっていました
驚異的な回復を見せるも、右目があまり見えなくなり、足取りもぎこちなく、万全な体ではありませんが、それでも知恵と経験をたよりに1頭で獲物を狩って生き延びていました。
6歳のオルパダンは、マサイマラのチーターの平均寿命を超えていて、こんなに長く生きるのは奇跡だということです。厳しいサバンナの大自然で、逆境におかれながらも懸命に生きる姿に感銘を受けました。