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番組HPより)
隙間のあいた奇妙なクチバシの鳥スキハシコウ。このクチバシを利用し巻貝の中身を巧みに取り出すスゴ技をスクープ!ヒナを守るためにはクチバシを武器に巨大トカゲと戦う!
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タイの水田地帯で大繁栄しているコウノトリの仲間、スキハシコウの暮らしに迫った回です。
クチバシの中央にすき間があいた不思議な鳥で、今回、このクチバシをどのように使うのか詳しく探ったり、子育ての様子を見つめました。
主な食べ物は水田にいる巻貝ですが、硬い貝殻に守られた巻貝で、割って食べることができず、他の動物が手を出せないものでした。
すき間のあいたクチバシは、この巻貝を食べるために使われました。
巻貝を食べる様子を詳しく観察すると、貝殻を割らずに、クチバシを貝のふたと貝殻のわずかなすき間に入れて、クチバシで器用に貝を回転させて中身を取り出し、貝の毒も取り除いて食べていることが分かりました。貝の開閉のしくみや、毒があることなど、ちゃんと分かっていて驚きました。
クチバシが湾曲しているほうが貝の中身を取り出しやすいため、このようなすき間のあいたクチバシに発達したと考えられるそうです。
他の動物が見向きもしない巻貝を食べるため、特別なクチバシを発達させて貝専門のハンターになるという独自の道を突き進み、田んぼという人の暮らしと出会って大きな繁栄を遂げた鳥でした。