(
番組HPより)
推理小説からハードボイルド、さらに青春小説まで、次々に新たなテイストの作品を生み出し、いつも次回作でファンに新鮮な驚きを与える作家東山彰良さん。衰弱していたところを保護したカグラ(5歳オス)と妻と…、静ひつな時間が流れる日々を切りとる映像詩。
---
作家の東山彰良さんと、猫のカグラとの福岡での日々をつづった回です。
カグラは5歳のオス猫で、東山さんが5年前に東京・神楽坂近くの駐車場で鳴いていたところを保護して、飼い始めたということです。
白黒の柄が個性的で、東山さんと遊ぶのが好きな可愛い猫でした。
おとなしい性格で、インターホンが鳴っただけでクローゼットに隠れてしまうほど臆病者だそうです。趣味は絵画鑑賞で、壁に並べてある絵の前に立って、じーっと絵を見ていている姿が印象的でした。
そんなカグラを東山さんは、何かの役に立つわけではないけれども自分にとって唯一無二の猫だと言って、番組内で書下ろしのエッセイが朗読されて、カグラへの深い愛情が感じられました。
その朗読にあった「人生の豊かさって役に立たないものをどれだけ慈しめるかにかかっているんだよ。」という言葉が印象に残りました。