(
番組HPより)
鯖江市河和田地区。春、田植えが始まった田んぼは野鳥たちでにぎやかだ。オシドリが求愛を繰り返し、ケリがマウンド状の巣を作って抱卵を始める。
---
春、福井県鯖江市、河和田地区の田んぼに集まる野鳥たちを見つめた回です。
河和田地区は、山あいの盆地にあり、昔ながらの田園風景が残っている伝統的な集落ということです。
5月の田植えが始まると、水田に野鳥が多く見られるようになり、その中のケリという鳥は、水田に小さな島のような巣を作ってそこで子育てをして何ともユニークでした。農家にとっては田植えの邪魔になり厄介者だそうですが、それでも農家の方が、ヒナの命のほうが大事と言って、巣を残しながら田植えの作業をする様子が見られて心温まりました。
近くの鎮守の森では、木のうろを利用して子育てをするオシドリの姿も見られ、こうした森や田んぼが生きものたちに住みかを与えてきたそうで、人と鳥が共に暮らしている素敵な里山だと思いました。