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番組HPより)
長野県北部の戸隠高原は、落葉広葉樹の森と針葉樹の森が入り組むように広がる。秋、森はたくさんの生きものたちでにぎわう。秋から冬、戸隠高原で、きらめく命の営みを見つめる。
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長野県北部の戸隠高原で、秋から冬、森に息づく生きものたちを見つめた回です。
高原には豊かな森が広がり、秋の実りの季節を迎え、また、厳しい冬を前に、忙しく動き回るさまざまな生きものたちが見られました。
赤い実をつけたイチイの木には、ヤマガラがやって来て、木の実の種を食べたり、蓄えておくため種を苔の中に隠したり。カラマツの林では、ニホンリスが冬に備えて、苔や木の皮をせっせと運んで巣の補修をする姿が見られて、ほほえましい場面でした。
12月に入ると森はすっかり雪に覆われますが、そんな雪の林の中を、シジュウカラやオオアカゲラが、草の種などわずかに残る食べ物を探して動き回っていて、厳しい季節を懸命に乗り越えようとする生きものたちの姿がありました。