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番組HPより)
宮崎県北西部、九州山地の尾根伝いを通る古い峠道がある。霧立越(きりたちごえ)だ。春から夏、霧立越の森で命の営みを見つめる。
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宮崎県、九州山地の尾根を通る長さ約12キロの峠道、霧立越の春から夏を見つめた回です。
一年を通してよく霧が出る所で、それが名前の由来ということです。
周辺にはブナやミズナラなど九州では珍しい落葉広葉樹の森が広がり、100本ほどしか見つかっていないというキリタチヤマザクラなど希少な植物も自生していました。
その森は生きものの宝庫で、春から夏、さまざまな生きものが見られました。
九州ではなかなか見ることができないというホシガラスの姿もあり、
秋にとった木の実をあちらこちらの隠しておく習性があるそうで、
盛んに地面を掘って隠しておいた木の実をついばむ様子が可愛らしかったです。
雨の多い場所で、山の中には清らかな流れの沢があり、そこで限られた森にのみ生息するベッコウサンショウウオの姿も見られて、希少な植物や動物が息づく大切な森に思われました。