​NHKヒューマニエンス「“時間” 命を刻む神秘のリズム」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
「時間」には多くのナゾがある。私たちが認識する「時間」は概念なのか、実体なのか。「時間」という神秘の存在を妄想する。

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「時間」の謎に迫った回です。

社会の共通の時間とは別に、私たちの体には独自の時計が存在するということです。これは体内時計と呼ばれる細胞が刻むリズムで、体内時計は細胞レベルで体の至るところに無数にあるそうです。

そうした無数の細胞が時間を合わせて協調して働くことで、例えば、明け方6時前後に出産の確率が高まったり、午後3時ごろに体力・アドレナリンが最高の状態になったりすることが分かっているそうです。

血圧が高くなる時間や、ぜん息が高まる時間などいろいろなことが、体内時計によって体に影響を及ぼす時間帯がほぼ決まっていて、それらを1日の時間割の表で表すことができました。

このように体内時計が1日の単位でリズムを刻んでいるのは、地球の自転に合わせているためだそうで、地球の自転が体の中に宿っていると考えると神秘的なものに感じられました。

一方、社会生活における時間について、人類は時計によって時間を共有することで、文明を創りあげてきたそうです。1人1人が時間を合わせて協調することで文明を築いてきたということで、それはちょうど、はじめの人体の細胞レベルの話と同じしくみで面白いと思いました。
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