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番組HPより)
書籍や雑誌など、出版物に記されたことばを一言一句チェックし改善策を提案する校正者。並みいる作家や編集者から絶大な信頼を受けるのが、大西寿男(60)。話題となった数々の作品を支えてきた。
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校正者・大西寿男(60歳)の仕事の現場に密着した回です。
誤字脱字の修正から、事実の確認、適した言葉を探し文書を磨く校正者。出版の世界で絶大の信頼を受け、多くの話題作が大西さんに支えられてきたそうです。
大西さんが校正を行う姿勢として、「書き手が本当に紡ぎたかった言葉はこれなのか」「書き手が「自分は本当はこういうふうに言いたかったんだ」みたいなことを、最終的に納得できるところまでサポートする」ということを大事にされていました。
書き手の思いをくみ取り、時に公正の範疇を越えて、文章の表現にまで深く踏み込むそうです。黒子として、表だって評価されることの少ない仕事ですが、誠実に校正に向き合い、書き手に寄り添う姿勢が、多くの人から信頼されているのだと思われました。