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番組HPより)
北海道東部、オホーツク海とつながる風蓮湖。冬、湖は氷に覆われ、強い風が吹き荒れる。冬から早春、風蓮湖で命のドラマを追う。
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冬から早春、北海道の風蓮湖で冬を乗り越えようとする生きものたちを見つめた回です。
海に面してある淡水と海水が混ざる汽水湖で、厳冬の2月、流氷と凍りつきで湖面の大部分が氷で閉ざされました。
さらに強い海風が吹きつけて動物たちにとって厳しい環境でしたが、一方で、海風が海沿いの草原に積もった雪を吹き飛ばすため草が食べやすくなるメリットがあり、エゾシカたちが風が弱まってから森から出て、凍った湖の上を渡って草原に草を食べにきて、たくましく暮らしていました。
早春、岸辺の雪や湖面の氷が解けてくると、食べ物が得られやすくなり、ベニヒワやタンチョウ、オジロワシなど鳥たちが、食べ物を求めて活発に動く姿がありました。
しかし、危険も潜んでいて、エゾシカが流氷に乗って沖へ流されたり、解けて薄くなった湖面の氷が割れて落ちてしまったりして、大自然の厳しさを感じました。