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番組HPより)
春、瀬戸内海に桜の島が現れる。愛媛県上島町の岩城島。4000本もの桜が島を彩り、島中央の積善山に映えるその光景は“天女の羽衣”とも呼ばれる。満開のころの3日間、島を巡りながら聞いてみる。
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4000本もの桜が植えられている愛媛県・岩城島で、満開の季節、人々にお話をうかがった回です。
島の中央にそびえる積善山を中心に、島のあちこちに桜が植えられている島で、島全体が桜に彩られて、桜と海のコントラストがきれいでした。
戦時中、油不足を解消するため、積善山の松の木を切って、採れた油を軍事関係に納めたということです。
戦後、伐採されてはげ山となり、土砂災害を防ぐため、桜を植えることになったのが、きっかけだそうです。以来、島の人たちの節目の祝いのたびに、桜の植樹が行われてきたということでした。
今では多くの観光客が訪れていましたが、地元の人たちは、そうした観光客が集まる場所にはあまり行かずに、ひっそりと咲いている木などそれぞれ好みの桜を愛でていました。
3日目に出会った女性は、古希の記念に去年植えた桜の苗木を見に来ていました。まだ小さな苗木でしたが、ちゃんと健気に花を咲かせていて可憐でした。