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番組HPより)
日本海に面してそびえる鳥取県の大山。標高1729メートル、山腹には西日本有数のブナの森が広がる。秋、大山で輝く命を見つめる。
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秋、中国地方の最高峰、鳥取県の大山に息づく生きものたちを見つめた回です。
山腹にはブナやミズナラなど落葉広葉樹を中心とした深い森が広がり、秋、木々が赤や黄色に色づいて鮮やかでした。
紅葉とともに実りの季節を迎えると、その豊かな恵みを求めてたくさんの鳥たちがやって来て、盛んに実をついばむ姿が見られました。
1羽のヤマガラが、厳しい冬に向けて蓄えるために木の枝に実を隠そうとしますが、その実をすぐにゴジュウカラが盗んで、別の場所に隠そうとする様子も見られて、微笑ましい場面でした。
また、森には縫うように幾筋もの沢が流れていて、水の中では繁殖期を迎えたイワナのオスとメスが寄り添うように泳いで、次の世代に命をつなごうとする姿があり、秋の季節、木々と水の豊かな森を抱く山が多くの生きものたちを支えていました。