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番組HPより)
赤色顔料・ベンガラの産地、岡山県高梁市・吹屋地区。その赤色は全国で建築や磁器などに使われた。地元の遺産を有効活用しようと前向きマインドがあふれる。町も闘志も赤々と燃えるカフェ!
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古民家カフェ巡りをしている主人公が、岡山県高梁市の吹屋地区にあるカフェを訪れた回です。
「築130年 赤々と燃えるカフェ」という事前情報をもとに訪れた主人公。そのカフェは、素朴な和風建築で、赤い瓦屋根が印象的でした。2軒続きの建物で、一軒がカフェ、隣り合うもう一軒が宿泊施設になっていました。
吹屋地区は、江戸時代、赤い顔料「ベンガラ」の生産で栄えた地区で、吹屋のベンガラは、品質が高く、幕府が手厚く保護・奨励し、全国規模で展開したということです。
ベンガラは、木造建築の防虫防腐剤として使われたり、九谷焼や伊万里焼など焼き物の絵付けの赤色に使われたりしたそうです。
この地区の建物にも、屋根や壁、格子にベンガラが使われていて、赤色で統一された町並みが素敵でした。
戦後、ベンガラが大量生産されるようになると、吹屋のベンガラ工場は閉鎖され、一時さびれたそうです。
しかし今、赤い町並みに魅了されて、多くの観光客が訪れるようになり、にぎわいが戻ってきたそうです。
町並みの保存活動に取り組んでいる男性が、空き家だった建物を再生し、2011年にカフェとしてオープンさせたもので、男性や地域の人々の「赤い町並みを残したい」という闘志が赤々と燃えるカフェでした。