NHKさわやか自然百景「北アルプス 乗鞍岳 秋」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
長野県と岐阜県にかけて20を超える峰々が連なる北アルプスの乗鞍岳。稜線近くのなだらかな斜面にはハイマツ林が広がる。乗鞍岳の山の上で躍動する生きものたちの姿を追う。

---
秋、長野県と岐阜県にかけて峰々が連なる、乗鞍岳に集まる生きものたちを見つめた回です。

周囲の山々は険しいのですが、乗鞍岳だけは溶岩流が流れて固まったため、なだらかな斜面が広がり、その斜面をハイマツが覆う景色が広がっていました。

秋、ハイマツの松ぼっくりを求めて集まってきたホシガラスやツキノワグマの姿が見られました。

ホシガラスは、ハイマツの茂みの上を飛び回って松ぼっくりを採り、中の種を取り出して食べたり、冬に備えて地中に種を隠したりして、忙しそうでした。

飛ぶのが苦手なライチョウは、自分で松ぼっくりを採ることができませんが、地面に散らばるホシガラスの食べ残した松ぼっくりの種を食べて恩恵に預かっていました。

また、地中に隠した種に芽吹くものがあって、ホシガラスはハイマツの世代交代に大切な役割を担っているそうで、高地の厳しい環境で共存する生きものたちのつながりを感じました。
続きを見る >>