(
番組HPより)
人気アニメの舞台となり、注目を集める吉原。華やかな遊郭がCGでよみがえる。
---
吉原遊郭の歴史の真相に迫った回です。
吉原遊郭は、幕府の唯一公認の遊郭として、江戸の郊外(東京・台東区)に人工的に造られたものだったそうです。
当時の吉原遊郭がどんな雰囲気だったか、CGで再現され、イメージがよく分かりました。男性に限らず誰でも入ることができ、女性も多かったそうで、江戸市民全体の特別な区画のようになっていたということです。大衆受けするイベントも年中催されていたそうで、思ったよりにぎやかで明るい雰囲気があって意外でした。
そうした華やかさの一方で、闇の側面もあり、江戸後期、店から満足な食事が与えられない過酷な環境ではたらく遊女たちが多くいたということでした。
ある時、そんな苦境に立たされた遊女たちが放火事件を起こし、自分たちの悲惨な境遇について命をかけた告発をしたということです。
放火に関わった遊女たちは裁判にかけられ、最も重い火あぶりの刑に処せられる可能性がありましたが、ドラマのモデルにもなったあの人物が下した判決が温情のある内容で心温まる結末でした。