​NHKクローズアップ現代「茨木のり子 “個”として美しく~発見された肉声~」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
詩人・茨木のり子。死後16年が経つ今も、詩集の重版が相次ぎ、世代や国境を越え人々を魅了している。今回、その創作の原点を語った貴重な肉声が見つかった。刻まれていたのは、どんな時も“個"として生きることを貫く姿。何ものにも寄りかからず、強く美しく生きた茨木の言葉が、先の見通せない時代を生きる現代人の心を捉えているのだ。

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戦後を代表する詩人・茨木のり子さんの言葉と人生を見つめた回です。

その詩や生き方が、先の見通しにくい今の時代、若者を中心に人々に響いているということです。

生前、メディアの取材をほとんど受けなかったそうですが、今回、亡くなる2年前の77歳の時のインタビューのテープが見つかり、その素顔に迫りました。

茨木さんが生涯大切にしていたことが、ひとりの「個として立ち続ける」ことだったそうです。インタビューの中でもそうした考えが語られていて、同年代の詩人・谷川俊太郎さんも話されていましたが、その姿勢に一本のぶれない軸のようなものを感じました。

ネットなどで他者とせわしなく言葉を交わす今の時代、茨木さんの「自分自身を見つめる言葉」「長い時間をかけて紡がれた言葉」が人々の心をとらえるのが分かる気がしました。
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