NHK歴史探偵「ツタンカーメン 歴史の闇に消えた少年王」

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番組HPより)
黄金のマスクで知られる古代エジプトの少年王ツタンカーメンの謎に迫る!妻のものとされるミイラの撮影に成功。エジプトと探偵事務所を中継で結び、王墓内にも潜入調査!

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黄金のマスクで知られる、古代エジプトの少年王ツタンカーメンの真相に迫った回です

去年はツタンカーメンの墓の発見から100年にあたり、それに合わせて研究が進み、ツタンカーメンを巡る新たな真相が浮かび上がってきたということでした。

はじめに時代背景について説明があり、ツタンカーメンの生きた時代は、古代エジプト史の中でも特殊な時代だったということです。

ツタンカーメンの祖父のときに最盛期を迎えて繁栄しますが、「異端の王」と呼ばれた父が宗教改革を断行し、これまでの多神教を否定して人々から信仰の自由を奪うと共に、新しい都をつくるため人々に重労働を課し、エジプトは混乱に陥ったということです。

そんな中、父の死後、9歳で即位したのがツタンカーメンで、混乱の中で国のかじ取りを担うことになったということです。

ツタンカーメンは、20歳前後で亡くなっており、これまで、若くして亡くなったか弱き少年王と伝えられてきましたが、最新研究で新たな実像が見えてきたそうです。

ツタンカーメンは、父が否定した多神教を復活させて信仰の自由を取り戻すなど、伝統的な暮らしに戻すことで人々の心をとらえていったそうです。また、墓から見つかった鎧の分析から、積極的に戦場に出て戦っていたと考えられていて、これまでのイメージをくつがえす実像でした。

最後に、100年前のツタンカーメンの墓の発見時、棺に1つの花輪がかかっていたことが紹介され、その花輪を誰がどんな思いで棺にかけたのか、発見者のエピソードと共に専門家らと思いを巡らして、しみじみとしました。
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