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番組HPより)
京都・祇園、八坂神社の石段下で生まれ育ったすし職人の手紙が街と時代を動かす。室町時代の幻の祇園祭復活の物語。
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今夏の京都・祇園祭の実施までの舞台裏を記録したドキュメントです。脚色を加えず、そのままを描写している感じがよかったです。
新型コロナの影響で祇園祭の実施が危ぶまれる中、八坂神社近くの京寿司屋の男性が、祭の実施を直訴する手紙が書いて、それが神社や街の人々を動かし、今年ならではの祇園祭が行われることになったということです。
それは、新型コロナにより神輿(みこし)を出さない形で実施するため、室町時代・応仁の乱で神輿が焼失したとき、幕府から榊(さかき)をもって祭を執行したという古文書の記録を再現しようとしたものでした。
従来のにぎやかで豪華な祇園祭とは違い、人知れず静かに行われましたが、祭に携わる人たちが団結して粛々と実施し、それを見守る地元の人たちがいて、京都の人々の祇園祭に対する熱い思いが感じられました。