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番組HPより)
水族館の人気者ジンベエザメ。世界最大の魚として有名だが、野生での暮らしは謎だらけ。地球規模の大調査で素顔に迫る!
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世界最大の魚ジンベエザメの生態に迫った回です。
水族館で人気の魚ですが、世界中の海を広く回遊しているため、野生での生態はほどんど分かっていないということです。
子どもが大人になるまで25年以上かかり、寿命は130年を超えると考えられるそうです。
最近、中東の紅海に、ジンベイザメの子どもだけが集まってくることが分かり、追跡調査をしてその謎の解明に挑みました。
一つは、紅海が世界屈指の透明度なのが関係していると考えられるそうです。水が透明なのは栄養が少ないからで、生きものにとっては厳しい環境で、そのためジンベイザメを襲うホオジロザメやシャチがやって来ないため、安全だからということでした。
また紅海は、深海でも水温が21℃と温かいため、子どもでも深く潜ることができ、深海で小魚を捕まえて食べていると考えられるということでした。
紅海の特殊な環境が、子どもたちが集まる不思議な現象を生み出していて、神秘的なものに感じられました。
もう一つの大きな謎は、繁殖の謎だそうです。
これまでどこで生まれているのか不明でしたが、近年、ガラパゴス諸島の海で、大人のメスばかりが集まる場所が見つかったそうです。
こちらの調査はまだ途中で、今後の進展が期待されます。