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番組HPより)
世界レベルの天才が次々に生まれた江戸時代。彼らが残した驚きの発明を徹底調査!才能誕生の裏には全国的な数学ブームが!?現代にも通用する「学びのシステム」に迫る。
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江戸時代に高度な発明をしていた天才たちに迫った回です。
1人は、東洋のダビンチと呼ばれる、国友一貫斎という人物です。
滋賀で鉄砲鍛冶をしていた職人で、その技術をいかして、筆ペンから望遠鏡まで、さまざまなものを発明したそうです。望遠鏡は月のクレーターがはっきり見えるほどの精度の高いもので、またその他にも、日本最古の飛行機の設計図なども見つかっていて、その大胆な発想と技術の高さに驚きました。
もう1人は、からくり人形作りの天才、田中久重です。
久重も、複雑な動きをするからくり人形をはじめ、多機能な時計や製氷機などを作り、さらに75歳になってから工場を立ち上げ、炊飯釜や電話機などさまざまなものを開発したそうで、最後まで遊び心を持ち続けた天才でした。
江戸時代は、こうした天才的な人たちが次々と生まれ、才能が花開いた時代だったということです。その背景には、当時全国的に起こっていた数学ブームがあったそうです。
江戸の社会が安定して平和になると、経済的に競争する社会になっていき、その経済的な競争社会で欠かせないのが数学の知識で、商人のほか農民らの庶民も数学を学んでいたそうで、それが天才を生む土壌になったということで、江戸の社会のまた新しい一面を知りました。