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番組HPより)
栃木県北部の高原山。標高1700メートル級の峰々が連なる山の総称で、今も噴気をあげる火山である。春から初夏、高原山で命の躍動を追う。
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春から初夏、栃木県の高原山に息づく生きものたちを見つめた回です。
高原山では、火山ならではの地形が見られるということです。
その1つが火山活動でできたくぼ地で、4月、雪解け水がくぼ地に溜まり、湿地が現れるそうです。
こうした湿地は生きものの宝庫で、ヤマアカガエルやマツモムシ、絶滅が心配される希少な両生類のクロサンショウウオも見られました。
クロサンショウウオは、大きさ15センチほどで、ふだんは林で暮らしていますが、産卵のため湿地に集まるそうで、水の中に数千匹も集まっておびただしい数でした。
湿地は秋には干上がるため、卵を狙う魚がおらず、クロサンショウウオにとって格好の産卵場所だということです。
6月、生まれて3センチほどに育ったサンショウウオの子どもたちが、水の中を泳ぐ姿があって可愛らしかったです。